ImageMagickでheicをjpegへ変換
iOS11になってカメラのフォーマットはHEIF(Wikipedia) がデフォルトになっている。
そういうことを知らずに、iPhone7で撮影した写真をMacに取り込んだら、拡張子が、.heic になっていたから、ちょっとビビった。
いろいろ調べてみると、HEIFはすでに国際標準規格になっているようで、安心してJPEGから移行できそうだ。それに、HEIF自体はコンテナすぎないという仕様がなかなかクールで気に入った。
【ミニトピ】iOS 11の写真/動画形式「HEIF」と「HEVC」。従来とは何が違う? - AV Watch Watch
問題は、今使っているMacが10.11のEl Capitanなので、残念ながら、heicには対応していないこと。
というわけで、画像ファイルのフォーマット変換といえば、ImageMagick。
HomebrewのImageMagickは、3ヶ月ほど前のバージョンで、標準でlibheifが有効になっている。 使っていたのが、古いバージョンだったので、まずはアップデート。
$ brew upgrade imagemagick
これで、次にようにすれば、変換できる。
$ mogrify -format jpg image.heic
image.jpgが生成されるはず。
複数のファイルをまとめて変換するなら、ワイルドカードを使えばよい。
$ mogrify -format jpg *.heic
逆にHEICファイルへ変換することもできるようだ。
$ mogrify -format heic image.png
ファイル名を変更するなら、convert
を使う。
$ convert image.heic image.jpg
画像を確認すると、exifやGPSなどの付加情報は保持されている(逆に消したい場合は、-strip
をつける) 当然、heicでしか保持できない付加情報は、除かれてしまうだろう。 画像ファイルのオリジナルとして、heicファイルを保管しておき、必要に応じてconvertしていこうと思う。
更新履歴
- 2019-05-13 mogrifyコマンドを追加。誤記訂正。
- 2019-06-03 表現を修正